こんにちは、現役医療従事者歴4年のトッティ(totthi1991)です。
いきなりですが、僕は白米を食べません。
理由は単純でして、糖質が多すぎる上に栄養が少ないからです。
白米だけでなく白米の主成分である糖質も制限しています(いわゆる糖質制限です。)
糖質制限により、体の調子がほんとによくなり、一日一日を活動的に過ごせるようになりました。
糖質制限ってなに?って方は以下の記事をごらんください。
しかしそんな昔の僕は糖質のカタマリといえる『白米』は大好物でした(今ももちろ大好きです)。
味の濃いおかずと一緒に頬張るあの感覚・・・久しく食べてないですが、やっぱり忘れることはできません。
できることならお米を毎日お腹いっぱい食べたいと思っています。
しかし、白米を食べないことで、一時の快楽以上のメリットを受けることができるので、白米制限を続けることができています。

そんな方もいると思います。
そんな気持ちを打ち消すために、
白米がいかに栄養が少ないのか、それを本記事では説明したいと思います。
結論をいうと、白米は糖質が圧倒的に多く、その他のたんぱく質、脂質、ビタミンやミネラルが少なすぎです。
白米(150g)に含まれる栄養は少ないです
お米に含まれる栄養成分を以下にまとめました。
白米(150g)に含まれる栄養
栄養成分 | 含有量 | 日本人の食事摂取基準(2015年版)より (20歳男性の場合) |
糖質 | 47.6g | 炭水化物の目標量:総エネルギーに占める割合のうち50~65% |
たんぱく質 | 3.9g | 推奨量:60g/日 |
脂質 | 0.75g | 目標量:総エネルギーに占める割合のうち20~30% |
ビタミンB1 | 0.05mg | 推奨量:1.4mg/日 |
ビタミンB2 | 0.02mg | 推奨量:1.6mg/日 |
ビタミンE | 0.3mg | 目安量:6.5mg/日 |
カルシウム | 3mg | 推奨量:800mg/日 |
鉄分 | 0.15mg | 推奨量:7.0mg/日 |
マグネシウム | 6mg | 推奨量:340mg/日 |
亜鉛 | 810μg | 推奨量:10mg/日 |
食物繊維 | 0.6g | 目標量:20g以上/日 |
参考文:お米とごはんの基礎知識、おいしさと健康 グリコ「栄養成分ナビゲーター 日本人の食事摂取基準(2015年版)より」
上記をみて一目瞭然ですが、圧倒的に糖質が多いことがわかると思います。
それ以外の栄養素に関して、一見するとビタミンやミネラルなどいろんな種類が含まれていて、栄養バランスがよさそうにみえますが、それは大きな間違いです。
「日本人の食事摂取基準(2015年版)」の目標量や推奨量をみてみてください。
それに比べると、白米の栄養量が「日本人の食事摂取基準」に比べて圧倒的に少ないということがわかると思います。
たんぱく質と脂質も含まれていますが、ほんとにわずかな量しか入っていません。
食物繊維も気持ち程度にだけ入っているだけです。
白米を食べる価値があるのかに対する結論
白米の栄養についてまとめます。
- お米の栄養のほとんどは糖質
- たんぱく質と脂質は微量
- ビタミンやミネラルの種類は多いが微量
という感じでして、白米の栄養バランスをみる限り、全体的に圧倒的に少ないうえに、糖質に偏りすぎています。
実質、白米を食べてることとジュースを飲んでいるのと、栄養的にみればなんら変わりません。
にもかかわらず、日本人は白米は健康的でヘルシー、米は日本人の心、などと間違った認識をしています。
冷静に、一つ一つの栄養素をみていきますと、白米は栄養的にまったく食べる価値のない、むしろ害しかない食べ物だといえます。
結論:白米の栄養は少ないうえに、糖質が多すぎで食べる価値なし
糖質を制限するために白米をぱったり辞めてしまったことで、
「栄養が足りなくなるんじゃないか?」
「米を食わなきゃ体力がつかない?」
という誤った認識をしている人がたまにいますが、これはまったくの間違いです。
むしろ、これほど糖質に偏った食品を毎食食べていれば逆に身体に悪いということは一目瞭然かと思います。
本記事のとおり白米の栄養のほとんどが糖質です。
そのうえ、ビタミンやミネラルの補給源としてもほとんど期待できません。
もはや、これは身体に悪い食べものといってもいいレベルです。
身体に悪いと誰もが知っている甘いジュースと同レベルです。
それを日本人は主食として、健康的な食べ物だと思って食べてるので、個人的に結構ヤバいと思っています。
糖質制限においては『白米は敵』ですが、糖質制限をしていなくてもほとんど栄養のない白米を食べるメリットはありません。
白米の栄養は少ないうえに、糖質が多すぎです。
というわけで今回は以上です。