臨床工学技士という職業に未来がないはなし【将来性はあるのか?】

臨床工学技士になろうか悩んでる人「臨床工学技士になろうか悩んでるけど、臨床工学技士という職業に未来(将来性)はあるの?」

この疑問に答えます。

本記事の内容

  • 臨床工学技士に未来はありません【将来性はあるのか?】
  • 臨床工学技士に絶対になってはいけない人
  • 臨床工学技士以外のおすすめの職業

この記事を書いてる僕は臨床工学技士歴3年。
現在は、総合病院の透析室で勤務しています。

臨床工学技士は、医療系のなかでも比較的新しい資格なので、臨床工学技士という職業に未来(将来性)があるのかどうか気になる人も多いと思います。
結論をいうと、臨床工学技士という職業に未来(将来性)はありません。

本記事では、現役の臨床工学技士が、臨床工学技士という職業に未来(将来性)がないというはなしを本音で語ります。
併せて、絶対に臨床工学技士になってはいけない人も紹介します。

臨床工学技士という職業に未来がないはなし【将来性はあるのか?】

臨床工学技士という職業に未来(将来性)はありません。

具体的な理由は以下のとおり。

  • 理由①:臨床工学技士に独占業務はなく、完全に看護師の下位交換
  • 理由②:臨床工学技士が機械に強いというのは嘘

理由①:臨床工学技士に独占業務はなく、完全に看護師の下位交換

臨床工学技士は完全に看護師の下位交換の職業です。

そもそも臨床工学技士に独占業務はありません。
つまり、臨床工学技士でなくてもできる業務ばかりですよってことです。

看護師の資格さえあれば、臨床工学技師がおこなう業務のすべてをおこなうことができます。

例えば、医療機器の操作や点検などは看護師がおこなっても法的になんの問題もありません。
逆に、臨床工学技士は注射や採血など、看護師がおこなう診療補助業務のほとんどをおこなうことができません。

つまり、臨床工学技士という職業は、看護師の完全に下位交換です。

さらに具体的にいうと、臨床工学技士の業務は、透析室、ME機器管理、OPE室くらいしかなく、選択肢はほぼないです。

業務独占とは?

例えば、診療放射線技師は診療放射線技師法で「放射線を人体に対して照射」することができると明記されています。

ですので、臨床工学技士がレントゲン撮影をおこなうことができません。

それは、人体への放射線の照射が「医師・歯科医師・診療放射線技師」のみができるとされているためです。

そのため看護師であってもレントゲン撮影をすることができません。

このような場合、人体への放射線の照射業務は「診療放射線技師の独占業務」であるとされます。

理由②:臨床工学技士が機械に強いというのは嘘

「いやいや、臨床工学技士といったら高度で複雑な医療機器のメンテや修理でしょ」と思う方もいるかもですが、そもそも医療機器というのは滅多なことでは壊れません。

当たり前ですが、患者さんの命に直接かかわる医療機器がしょっちゅう壊れていたらはなしになりません。

ですので、臨床工学技士の業務のなかに医療機器のメンテや修理という業務は、実はあまりありません。
(あくまで機械のメンテはサブ的な業務です。)

ただし総合病院のME室で勤務する場合、医療機器の管理、メンテや修理が業務の中心となります。しかし、メンテや修理といっても、古くなったパーツの拭き掃除をしたり、あるいは劣化したパーツを交換したりといったことをするだけですので、正直いって誰にでもできます。
マニアックに医療機器を分解して、電気回路がどうのこうの、、、なんてことはしません。

もし下手にいじりまわして、患者さんに使用しているときにトラブルが発生したら責任問題になりますので、、、
劣化したパーツの交換や簡単な清掃で治らなければ、基本メーカーに対応してもらいます。

『臨床工学技士=医療機器のメンテや修理のスペシャリスト』というイメージがあるかもしれませんが、実際はまったくそんなことはありません。

とりあえず病院で働きたいという人ならおすすめです

といった感じで、臨床工学技士の資格を取るくらいなら看護師の資格をとるほうが、圧倒的におすすめです。

臨床工学技士の強みである「医療機器に強い」というのも、看護師の資格を取得しても勉強できるレベルの範囲のことしか扱いません。
法的にも看護師が医療機器のメンテやパーツ交換をしても問題ありません。

しかし、とりあえず病院で働きたい!という人にはおすすめです。

理由としては、

  • 病院実習が比較的楽(臨床工学技士の病院実習は約1ヵ月で終了)
  • 業務の範囲が狭いので、あれもこれもとやらされる心配がない
  • 透析室では患者さんとがっつり関われる

という感じで、とりあえず病院でどうしても働きたいという人や、患者さんとコミュニケーションをとることが好きな人には、臨床工学技士をおすすめします。

臨床工学技士に絶対になってはいけない人【未来はありません】

これから臨床工学技士になろうと思ってる人もいるかと思いますが、絶対にならないほうがいい人もいます。

具体的には、

  1. 対人スキルが低い人
  2. 人から指示されるのが嫌いな人
  3. 金持ちになりたい人

上記のいずれかに当てはまる人に、臨床工学技士はおすすめしません。

対人スキルが低い人

まず、人とコミュニケーションが苦手な人に医療職は不向きです。

医療の現場では、口頭で指示を出されたり、指示を出したりが基本ですので、人と話すことが苦手な人はそれだけで苦痛に感じてしまいます。
かくいう僕も、人とのコミュニケーションがまったく得意ではないので、日々胃が痛くなる思いをしながら業務にあたっています。

はっきりいって、これは向き不向きの問題で才能によるところが多いですので、人とのコミュニケーションが好きだ、簡単にできるという人もいれば、普通に人と喋るのが難しいという人もいます。
後者の人の場合、臨床工学技士に限らず、医療系の職に就くことはおすすめしません。

人から指示されるのが嫌いな人

病院で一番偉いのは医師です。というか神様みたいなものです。

理由は単純で、患者さんの治療内容を決定するのは医師のみだからです。

当たり前のはなしですが、臨床工学技士をはじめとしたコメディカルに患者さんの治療を決定する権限はありません。
すべて、医師の指示のもとに医療行為をおこないます。

普通の会社でも上司が指示を出して、部下がそれに従って業務をおこなうと思います。しかし、うまく出世すれば自分が上司になって指示出しをできるようになります。
しかし病院の場合、何十年勤めようが患者さんの治療を決定できる立場になることはありません。つまり、一生医師の指示に従い続ける必要があります。

自分であれこれ決めたい人、人から指示されるのが嫌いな人は臨床工学技士には向いていません。

金持ちになりたい人

臨床工学技士では金持ちになれません。

ちなみに、総合病院の透析室で3年間勤めている僕の年収は約400万円ほどです。
周りの先輩方をみると400~600万円ほどの範囲に入ってる人が多いです。技師長で700万円ほどです。

少なくとも臨床工学技士で1,000万円以上稼ぐのは諦めましょう。

医療職で金持ちになりたいなら素直に医者以外の選択肢はありません。

未来が明るいエンジニアになることをおすすめします

まとめますと、これから臨床工学技士になろうかなぁ、、、と思ってる人で、下記に当てはまる人には特に臨床工学技士になってはいけません。

特に臨床工学技士になってはいけない人(未来がない人)

  • 臨床工学技士は医療機器に強いと勘違いしている人
    →実際、機械のメンテはほとんどやりません。
  • 人と話すことが苦手な人
    →人とコミュニケーションで疲れてしまう人には辛い仕事です。
  • 指示されるのが嫌いな人
    →一生、医師から指示され続ける人生になります。
  • 金持ちになりたい人
    →年収400~600万で満足であれば問題ありません。

臨床工学技士以外にもいろんな仕事がありますので、こういった人は安易に臨床工学技士になってはいけません。
そもそも臨床工学技士の学費は高いですし、なにより仕事に就いた後に本人が苦労します。

プログラマーがおすすめです

臨床工学技士になってはいけない人の全てに当てはまってしまう人には、プログラマーがおすすめです。

今の時代、組織に所属しなくてもプログラミングスキルさえあれば個人で仕事を受注することも可能です。
1人で黙々とパソコンの画面で作業したいという人に特に向いています。

僕の知人もゼロからプログラミングスキルを身につけ、フリーランスとして活躍している人もいます。
近くに教室がある場合はTECH::CAMPの教室に通いつつ学習するのがおすすめです。
地方在住なら、オンラインで学べるTechAcademyが良いかと思います。

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というわけで今回は以上です。

臨床工学技士というと機械の操作やメンテが中心と思うかもしれませんが、実態は看護師の劣化版です。
それでもいいよという方はかまいませんが、イメージと違うなぁと思ったか方は別の道に進まれること強くをおすすめします。