JAS(日本農林規格):サラダ油とは?その材料・由来・作り方について分かりやすく解説

こんにちは、現役医療従事者のトッティ(@totthi1991)です。

 

「サラダ油!」

 

絶対にみなさんも一度は使ったことがありますよね。

でも一つ疑問に思いませんか?

 

「『サラダ油』の『サラダ』ってなんなの?」

 

本記事ではその疑問に答えます。

【JAS(日本農林規格)】サラダ油とは

サラダ油とは、簡単にいうと『精製度のたかい植物油』のことです。

 

もう少し正確にいえば、JAS(日本農林規格)によって、以下のようにその定義が決められています。

日本では日本農林規格(JAS)により定められている。従ってJASの基準を満たした原材料を用いなおかつJAS認定工場で製造されたものでなければ「サラダ油」を名乗ることは出来ない。

JASにおいては、定められた低温の条件下で一定時間放置しても凝固や白濁の無いことをサラダ油の条件としている。

引用:Wikipedia「サラダ油」

ようするにサラダ油と名乗るためには以下の条件が必要だということです。

  • 条件①:JASで認められた原材料を使用
  • 条件②:JASで認定された工場で製造され、品質テストに合格
  • 条件③:低温で放置しても、凝固や白濁しなくらい精製度の高い油

 

サラダ油とは、JAS(日本農林規格)によって指定された原材料を使い、JASの品質テストに合格した精製度(不純物が少ないということ)の高い植物油のこと

①サラダ油の原料(JAS(日本農林規格))

サラダ油に使える原料はJAS(日本農林規格)によって以下の9種類のみに限定されています(全て種子から油をとります)。

菜種、大豆、綿実、トウモロコシ、ごま、ひまわり、米、べにばな(サフラワー)、ぶどう

参考:植物油とJAS規格

国内のサラダ油の原料の80%は菜種か大豆が使用されていまして、この二つをブレンドしたものが多いです。製品によって他の植物油がさらにブレンドされています。

②サラダ油の性質

サラダ油に必要とされる性質は以下のとおりです。

  • 高温でないと溶けない成分を含まない
  • 低温でも固まらない
  • 風味がいい
  • 色調が淡い

参考:一般社団法人 日本植物油協会

サラダ油という名前の由来について

サラダ油という名前は、大正13年(1924年)に日清オイリオ(当時は日清製油株式会社)が、『日清サラダ油』というブランド名で発売したものが、一番はじめになります。

当時の西洋では、食用の油に酢や酢を加えてドレッシングのようにして生野菜にかけて食べていました。この食文化が日本にも伝わってきて、
「我が国でもサラダにかけて使える食用油を作ろう!」
ってことで(多分気合入れて)開発したものが、『日清サラダ油』です(当時の日本は揚げ物くらいでしか油を使っていませんでした)。

つまり、『サラダ油』という名前の由来は、生のサラダにかけて使うための食用油だから、ってことです。

サラダ油という名称は、実は日本発祥です。

サラダ油の特徴

このように、サラダ油は元々は、生のサラダにかけることを目的として開発されたものです。

このサラダ油を開発したのが、さきほどもいったように日清オイリオです。
日清オイリオは、油の精製度を高めることで、冷やしても白濁しない良質の油の開発に成功しました。そして、1924年に、サラダ用として「サラダ油」という商品名で発売しました。

ですからサラダ油の特徴として、JAS(日本農林規格)で以下のような特徴が定められています。

サラダ油の条件として、定められた低温の条件下で一定時間放置しても凝固や白濁の無いこと

ようするに、低温でも濁ったり固まったりしないということです。そのために、本来の油に含まれている「天然の蝋(ろう)」(低温で固まる成分)が取り除かれています。

そのためサラダ油は、冷蔵庫にいれるドレッシングに使えたりするわけです。

 

現在では、この「日清サラダ油」が一般名称化し、今ではいろんなメーカーから商品が発売されています。

 

生のサラダにかけて使うためにつくられた油だから、サラダ油と名づけられました

 

サラダ油の作り方

これがサラダ油の大まかな製造工程です。

上記のとおり、サラダ油は、その原料の大半を占める菜種や大豆を、高温で加熱しつつ、化学薬品(ヘキサン)をいれながら油は搾りとられています。

サラダ油の主原料である、菜種油や大豆油は「不飽和脂肪酸」がメインなので、熱によって簡単に酸化(劣化)してしまいます。上記の製造工程では、高熱処理で油を搾り取っているので、酸化した油となっています。いくらいい油でも酸化した油は、体で毒として作用します。加えてこの過程で同時に、有害なトランス脂肪酸も生成されてしまいます。

いうまでもなくヘキサンも体にとって毒となります。

サラダ油が身体に悪い理由

  • 高温で加熱しているため、熱で酸化(≒劣化)している
  • 化学薬品のヘキサンが加えられている
  • 高温で加熱する過程で、トランス脂肪酸が生成されている

 

まとめ

本記事の内容をまとめます。

サラダ油とは

  • 植物油のうち、特定の原料と製法によってつくられた油については、日本農林規格(JAS)によって、「サラダ油」と名乗ることができる。

サラダ油の原料

  • 日本農林規格(JAS)によって、菜種、大豆、綿実、トウモロコシ、ごま、ひまわり、ぶどう、米、べにばな(サフラワー)の9種類のみが認められている。ちなみに、8割以上は、菜種か大豆が使用されている。

サラダ油の名前の由来

  • 西洋をまねて(当時の西洋では、食用の油に酢や酢を加えてドレッシングのようにして生野菜にかけて食べていました)、サラダに生でかけても使える油ということで開発されたからです。

サラダ油の製造工程

  • 高温で加熱、圧力を加える、化学薬品(ヘキサン)加えるなどして油を搾りとっています。

サラダ油が身体に悪い理由

  • 高温で加熱しているため、熱で酸化(≒劣化)しています。
  • 化学薬品のヘキサンが加えられています。
  • 高温で加熱する過程で、トランス脂肪酸が生成されます。

 

それでは今回は以上です。

 

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