【糖質制限中でも食べられる】チョコレートが健康食品といわれる5つの理由

本日、3月14日はホワイトデーです。ということで女性にチョコをお返しした人もいたんではないでしょうか?

ちなみに僕はホワイトデーのお返しはしてません。

その理由を書いた記事はこちらです。
>>>【無駄で無意味】僕が超めんどくさいホワイトデーのお返しをしなくてよくなった理由

 

上の記事を見てもらえばわかるんですが、僕はホワイトデーというイベントに対しては少し否定的です。

が、しかし!

チョコレート自体はめちゃくちゃ健康にいい食品です。

 

健康にいいだけでなく、糖質制限中でも食べられる数少ない貴重なおやつです。

ほとんどのおやつって糖質のカタマリですからね。

 

なので今回は、そんな貴重な食品であるチョコレートについての良い効果をまとめてみました。

 

自己紹介が遅れました。現役医療従事者のとってぃです。

できるだけわかりやすくまとめたので、ぜひ最後までご覧ください。

 

1.チョコレートのどの成分が身体にいいの?

チョコレートは、カカオ豆を発酵させてすりつぶした「カカオマス」と乳製品、砂糖などでつくられています。

スーパーとかで安く売られてるチョコレートは、砂糖などが多いので、「甘い」「太る」というイメージがあるかもしれませんが、

本来のチョコレートは「カカオマス」が主原料です。

 

「カカオマス」は、脂肪分のほか、食物繊維や、ポリフェノール、ミネラルなどの栄養素が豊富に含まれた健康食品です。

 

ちなみにカカオマスはカカオの木から収穫して加工してつくるんですが、その辺のことをもうすこし知りたい!「カカオマス」ってなんなの!?という人はこちらの記事に書いてるのでよかったらどうぞ。
>>>【チョコレート工場】カカオの木からカカオの実(カカオボッド)を収穫してカカオ豆からカカオマスになるまでの軌跡

 

このチョコレートの主成分「カカオマス」に、美容やアンチエイジングに効果的ないろんな栄養素がはいっています。

 

2.ポリフェノールによる抗酸化作用

カカオの成分の中でもっとも素晴らしいのは、抗酸化作用のあるポリフェノールが大量に含まれていることです。

抗酸化作用とは、正常な細胞を傷つける活性酸素を無害化させることです。

 

活性酸素は「物質を酸化させる力が非常に強い酸素」のことです。

酸化とは、物質と酸素が反応する化学反応のこと。

 

この酸化を「さび」といいかえてもいいです。鉄がさびてしまってボロボロになるのと同じようなかんじで、身体の細胞もさびてダメになってしまいます。

活性酸素と老化の関係

 活性酸素によって細胞が攻撃されると、細胞膜の脂質が酸化し、細胞で行われる「栄養と老廃物の出し入れ」が、スムーズに行えなくなりましす。また、細胞の核が損傷すると細胞が死滅したり、LDLコレステロールが酸化されると血管の老化を促進します。このように活性酸素は細胞を傷つけたり死滅させることによって、老化を促進するということが分かっています

引用:公益財団法人 長寿科学振興財団 健康長寿ネット「酸化ストレス」

 

身体の酸化は、肌荒れや肥満といった美容面だけでなく、がん、アルツハイマー、動脈硬化などの病気の原因になるといわれています。

この酸化を抑制するもの、すなわち抗酸化作用がチョコレートのポリフェノールにはあります。

 

3.カカオプロテインによる便秘改善

カカオにはカカオプロテインというタンパク質が含まれています。

このタンパク質は、小腸では消化されにくいため、大腸まで届いて便の「もと」になります。

善玉菌のエサにもなり腸内環境を整える効果もあります。

 

また、カカオには食物繊維も含まれているため、このことも便秘改善に一役かっています。

 

4.食後の血糖値の上昇を抑える

食後の血糖値の上昇を抑えることができます。

理由は以下の2つです。

  1. 食物繊維が豊富に含まれているので、腸からの糖質の吸収をゆるやかにする
  2. ポリフェノールはインスリン抵抗性を改善する(つまりインスリンの効きがよくなるので血糖値が下がりやすくなる)

 

5.食前に食べると食欲を抑える

ポリフェノールには、食前に食べることで食欲を抑える効果があります。

 

6.頭がよくなる!?

2014年に愛知県で行われた実験では、高カカオチョコレートを食べることで、脳細胞を増やすために必要な栄養分(BDNF)が増えることが明らかになりました。

BDNFは脳由来栄養因子と呼ばれるタンパク質の一種で、神経細胞の発生や成長、維持や再生を促してくれます。脳内で記憶を司る「海馬」に多く含まれていて(※1)、そこで神経細胞の動きを活発化させることが期待されています。そのことから、”脳の栄養”と呼ばれることもあります。

※1 Hofer M, Pagliusi SR, Hohn A, Leibrock J, Barde YA (1990): Regional distribution of brain-derived neurotrophic factor mRNA in the adult mouse brain. EMBO J, 9:2459-2464.など

引用:脳活性化×チョコレート | みんなの健康チョコライフ – 株式会社明治

 

要するにBDNFを簡単に説明すると、神経細胞の栄養分のことで、その効果には

  • 新しい神経をつくったり
  • 神経を発達、成長させたり
  • 神経同士をくっつけたり
  • 神経をダメージから保護したり

などがあります。

 

つまり、BDNFが多ければ頭がよくなるということです。

逆に少なければ精神疾患が発症しやすくなります。

 

3.まとめ

いかがだったでしょうか?

チョコレートというと、なんか太りそう、っていうイメージがあったかもしれません。しかしそれは砂糖が多く使われてる安物のチョコレートの場合です。

 

いいやつ(カカオが多く入ってるやつ)はほんとに高いです。普通の安い板チョコは100円くらいで売られていますよね。

でもカカオが80%以上、中には99%なんてものもありますが、同じくらいの量でも600円前後はします。

ただ、ポリフェノールはたくさん食べても排出されてしまい、ためておくことができません。なので1回でそんなに大量に食べる必要はありません。
(食事前は5gぐらいで十分。少量ずつ数時間おきにこまめに食べるのが効果的。1日25g程度を目安に。)

なので多少高くてもバクバク食べなければ問題ないです。チョコだけにちょこちょこ食べましょう!

 

とにかくチョコを選ぶうえで大事なことは、カカオが多く入っているがどうかです。

高カカオチョコだったら糖質制限中でも問題なく食べられる美味しいおやつで、健康にもいいときて、一石二鳥です。

 

ぜひ普段の食事に取り入れてみてください。

 

ぼくがよく買ってるチョコレート👇

 

  • 全く甘くないです。超高カカオで攻めの姿勢の人はどうぞ。

 

  • ほのかに甘さがあり、食べやすいです。3つの中で個人的に一番好きです。

 

  • 普通に甘いです。

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