タイトルが「カカオ」だらけなのは気にしないでください(笑)
「カカオ」のことについて熱くなりすぎてしまって、こんなんになってしまいました。
「カカオ」といえばチョコレートですよね。
チョコレートは、糖質制限してる人でも食べられる貴重な食材です。
ぼくは糖質制限をしてるので、ご飯、パン、麺類は当然として炭水化物の多い食品はほとんど食べることができません。
おやつもほとんどが炭水化物からできてるので食べれません。
そんな糖質制限をしてるぼくでも食べられるおやつ、それでいて健康にもいいというお墨付きなのが、
「チョコレート」です。
ただ、僕はチョコレートといわれても、板チョコになった状態のものしかしりません。
市販で売られている板チョコの成分表示をみると、カカオマス?ココアバター?等々似たような語句を目にします。
ぼくはこれから健康のおともとして、良きパートナーとして、チョコレートを常食していきたいと思っているのにこれでは失礼と思い、
チョコレートのことについて少しだけ調べてまとめてみました。
本記事の内容
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目次
1.カカオ豆が出来上がるまでの流れ
- カカオの実(カカオボッド)を収穫
カカオの木になっているカカオの実(カカオボッド)を収穫します。
カカオの実の長さ10~20cm、直径7~15cmで、この中にカカオ豆が20~30粒入っています)カカオの実(カカオボッド)
出典:日本チョコレート・ココア協会 - カカオの実からカカオ豆を取り出す
上の写真のカカオの実を割ると、下の写真のように、中にカカオ豆が入っています。
白っぽい部分がパルプといわれているもので、白くてぬめぬめした果肉のことです。糖分が多く含まれています。
下の写真の右側にある豆がカカオ豆です。カカオの実を半分に割ってカカオ豆を取り出す
- カカオ豆を発酵させる
カカオの実からパルプごとカカオ豆を取り出して、バナナの葉で覆って約1週間発酵させます。
発酵によって、チョコレートの香りや風味の成分ができます。
ちなみにパルプごと発酵させるのは、パルプに含まれる糖分が微生物の栄養となり、発酵を進ませるからです。 - カカオ豆を乾燥させる
乾燥は天日干しで行います。
これによって風味良く仕上がります。 - カカオ豆の出荷
カカオ豆は麻袋にいれられて出荷されます。カカオ豆は麻袋にいれられて出荷
2.商品原材料欄に書かれてるカカオマスとカカオ豆ってなにが違うの?
ここまでで、カカオ豆が出来上がるまでをみていきました。
ただこれだけだと、「カカオマス」「ココアバター」「ココアパウダー」の意味まではまだ分からないですよね。
これらは、カカオ豆を加工してつくっていきます。
2.1 カカオ豆からカカオニブを取り出す
カカオ豆は、
- 種皮
- 胚乳(カカオニブ)
- 胚芽
でできています。
このうち、胚乳のみがチョコレートの原料となります。
この胚乳のことをカカオニブと呼びます。
ちなみに胚乳とは、種子が発芽するのに必要な栄養分が蓄えられている部分です。
この胚乳(カカオニブ)を取り出すときに、カカオ豆を砕くんですが、
- カカオ豆を砕く前にロースト(焙煎)
あるいは - カカオ豆を砕いた後、カカオニブにしてからロースト(焙煎)
する2パターンがあります。
(補足)カカオ豆をローストする理由はなに?
~老化物質のAGEsがチョコレートの香りをつくってる~
目的は大きく1つあります。
- 生のカカオ豆を煎ることで、チョコレートの風味をつくること
生のカカオ豆をロースト(焙煎)することで、発酵によって生まれたアミノ酸と糖が糖化反応します。
この糖化反応によってできた物質は、広い意味でAGEsといわれています。
聞いたことがある人もいるかもしれませんが、AGEsは私たちの身体の老化に深くかかわっている物質です。
糖化反応による老化のメカニズムはこちらの記事に詳しく書いているのでよかったら読んでみてください。
>>>【AGEは超有害】ご飯(白米)の糖質は、血管をボロボロにして老化の原因に
豊かなチョコレートの風味のほとんどは、私たちの身体を老化させうるAGEsという成分だというのは、少し衝撃的でしたね。
ただ、カカオは健康にも良い効果がたくさんあるので、食べ過ぎにさえ注意していれば問題ないと個人的に思います。
ちなみにロースト(焙煎)とは、煎る(材料を火にかけて、水気がなくなるまで熱する)ことです。
2.2 カカオニブをカカオマスにする
ローストされたカカオニブをすりつぶしたもののことを、「カカオマス」と呼びます。
3 チョコレートの原材料はカカオマス
カカオ豆の胚乳成分であるカカオニブをローストして、すりつぶしたものが「カカオマス」ということでした。
カカオマスの成分の半分は油脂分、つまり脂ってことです。
残りはわずかな水分と固形分です。
このカカオマスに砂糖や牛乳、生クリームを加えることでチョコレートが出来上がります。
4.ココアバターってなに?
チョコレートの原材料のカカオマスから油脂分のみを抽出したものを、ココアバターといいます。
バターというくらいなんで、脂ってことですね。
5.ココアパウダーってなに?
チョコレートの原材料のカカオマスから油脂分を取り除いて、粉末状にしたものをココアパウダーといいます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
チョコレートが、一体なにからできているのか、またどういう風にできているのか分かったでしょうか?
最近では高カカオチョコレートなんかもスーパーやコンビニで売られていますし、お店によってはカカオ99%のチョコレートも売られています。
より効果を期待したいなら、添加物のすくない高カカオ99%くらいのチョコレートがいいと思います。
近くにお店で売っていなくても、アマゾンとかで売られていますのでそちらで買うといいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。シェアしていただけるとモチベーションがあがります。
今後も健康に関係することを中心に、情報を発信していきますのでよろしくお願いいたします。
糖質制限のメリットについてはこちらの記事でまとめています。
>>>糖質制限はただのダイエット法じゃない!生活習慣病の予防にも効果あり
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