グルテンフリーの『お酒』の選び方

 

「グルテンフリー中でもお酒を楽しみたい」

「普段はお酒を飲まないからいいんだけど、飲み会に参加するときくらい飲まないわけにはいかない。どのお酒なら大丈夫なの?」

 

こういった疑問に答えます。

 

 本記事の内容

  • グルテンフリーのお酒の選び方

 

この記事を書いてる僕は普段お酒を一切飲みません。でもたまに、飲み会に誘われていくこともあるので(基本飲み会は好きではないのでほぼ行きませんが・・・)、そのときのために、飲めるお酒を自分のためにもまとめておきたいと思いました。

それに、もしグルテンフリーでも美味しいお酒があるのなら、たまには一人で晩酌するのも悪くないと思うので。

 

本記事では、『グルテンフリーをしている人でも飲めるお酒を紹介してその選び方』を解説します。

 

1.お酒の基本情報「お酒の種類と主な原料」

はじめに、可能な限りのお酒の種類と原料をまとめておきます。

お酒の種類主な原料
ビール麦芽、ホップ、米、とうもろこし、でんぷん、糖類など
ワインブドウのみ
カクテルリキュール+何種類かの果汁
焼酎米焼酎お米
麦焼酎大麦
芋焼酎
日本酒お米
ウイスキーウイスキー大麦、ライ麦、トウモロコシ、麦芽など
モルトウイスキー大麦麦芽(モルト)
グレーンウイスキー穀物(トウモロコシ、ライ麦、小麦など)
ブレンデッドウイスキーモルトウイスキー+グレーンウイスキー
ブランデーコニャック果物(主にブドウ)
ハイボール(カクテルの一種)ウイスキー+ソーダ+氷
サワー・チューハイ蒸留酒(スピリッツ)+果汁+炭酸
ジン大麦、ライ麦、じゃがいもなど
ウォッカ大麦、ライ麦、じゃがいもなど
ラムサトウキビ
テキーラ竜舌蘭(植物の一種)
スパークリングワインシャンパンブドウのみ

 

次に、お酒に関する用語集です。原料やお酒の種類など名前だけ聞いてもイメージしずらいものをまとめておきます。

用語集用語の説明
麦芽二条大麦からつくられる
ホップ多年生、雌雄異株のつる性の植物
リキュール蒸留酒(スピリッツ)をベースにして、そこにいろいろな香味成分を配合した甘い酒
蒸留酒(スピリッツ)醸造酒を蒸留させてつくったもの
醸造酒穀物や果実を酵母によってアルコール発酵させてつくったもの

 

参考にしたサイトです。
もう少しお酒について知りたい!雑学なんかも知りたいという人は読んでみると面白いと思います。
お酒初心者でもわかる!お酒の種類や大人な飲み方ができる方法まとめ
蒸留酒とは?種類はどのくらい?醸造酒&混成酒との違いも気になる!

 

2.グルテンが入っているお酒はこれだ!

それではここからが本題のグルテンが入っているお酒についてです。

2.1 グルテンが入っている原材料やベースとなるお酒

まず、以下の表に書かれてあるものが商品ラベルに書かれている場合、グルテンが入っていると考えてください(必ずというわけではないんですが・・・)

グルテンが入っている(もしくは入っている可能性の高い)原材料やベースとなるお酒
  • 小麦
  • 大麦
  • ライ麦
  • 麦芽
  • 醸造アルコール※1(必ずではないが、グルテンが入っている可能性があります)
  • 糖類(必ずではないが、グルテンが入っている可能性があります)
  • 蒸留酒(蒸留するときにグルテンが抜けるといわれていますが、保証はされていません)

※1:醸造アルコールは、原料の大半はサトウキビですが、それ以外にグルテンを含む添加物が使われていることがあります。

 

2.2 グルテンが入っているお酒一覧

こちらがグルテンが入っているお酒の一覧です。グルテンフリーをやってる人は飲めないお酒たちです。

グルテンが入っているお酒補足説明(グルテンが入っている理由など)
ビール大麦の麦芽を使用
カクテル蒸留酒なので
焼酎麦焼酎大麦を使用
ウイスキー全般大麦を使用してることが多い
ハイボールウイスキーに大麦が使用されているので
サワー・チューハイ蒸留酒がベースなので
ジン大麦、ライ麦を使用
ウォッカ大麦、ライ麦、小麦を使用
テキーラアガペ100%のものはグルテンフリーだが、安いものには添加物等が使用されていてグルテンが入っていることがあるので

 

3.グルテンフリーのお酒の選び方

こちらがグルテンフリーのお酒の一覧です。

グルテンフリーのお酒補足説明(注意すべきこと)
ワインただし、醸造アルコールが含まれているのは避ける
焼酎米焼酎ただし、醸造アルコールが含まれているのは避ける
芋焼酎ただし、醸造アルコールが含まれているのは避ける
麹に麦が使用されている場合がある
日本酒ただし、醸造アルコールが含まれているのは避ける
ブランデー(コニャック) 
ラム 
テキーラただし、アガベ100%のみ(テキーラ100%と同義)グルテンフリー
安いテキーラにはグルテンが入っていることがある
スパークリングワインシャンパン 

 

4.グルテンフリーのビールもあります

 

出典:kirin.co.jp

本来、ビールは「麦芽」「酵母」「ホップ」「水」でつくられています。

これとは別に、第三のビールと呼ばれているものがあります。第三のビールは、麦芽をまったく使用せず、代わりにエンドウ豆、大豆、トウモロコシなどからつくられています。

 

キリンから発売されている「のどこし生」は、第三のビールです。原料は「ホップ」「糖類」「大豆たんぱく」「酵母エキス」で、麦芽の代わりに大豆を使用しているので、グルテンフリービールです。

もともとグルテンフリーのビールとして販売されているものではなく、つくったあとになって、「よく考えたらこれってグルテンフリーのビールなんじゃね?」ということみたいですw

 

アメリカのグルテンフリーのビールもあります。こちらはグルテンアレルギーの人でも飲めるビールとして特殊な製法でつくられた、正真正銘のグルテンフリーのビールです。商品ラベルにもきちんとグルテンフリーと記載されていて安心です。

『オミッション』に含まれるグルテンは、FDA(アメリカ食品医薬局)が定めるグルテンフリーの基準値(20ppm)を大きく下回ってクリアしています。

引用:PRTIMES 「今話題の“グルテンフリー”がビール業界にも!?」

 

こちらの記事では試飲レポをしています。興味のある人は読んでみてください。

米国産グルテンフリービール『Omission(オミッション)』が日本上陸! 飲んでみた

 

まとめ

グルテンフリーを実践していると、飲めるお酒は相当限られてしまいます。

でもたまには一人で飲んで酔いたいときや、飲み会に参加することもあります。そんなときにこの記事が参考になれば幸いです。

 

 【まとめグルテンフリーのお酒

  • ワイン
  • 焼酎(米焼酎、芋焼酎)
  • 日本酒
  • ブランデー(コニャック)
  • ラム
  • テキーラ
  • スパークリングワイン(シャンパン)
  • グルテンフリーのビール(キリン「のどごし生」、Omission(オミッション))

こんな感じです。ちなみに僕はほとんどお酒を飲みません(一緒に飲む相手がいないってのもありますが・・・)

この中でいうとシャンパンは名前の響き的に何となくおいしそうなんで飲んでみたいです。あとグルテンフリーがちゃんと証明されているビールのOmissionとか・・・興味がある方はぜひ試してみてください。

 

【関連記事】グルテンフリーの調味料の選び方を説明した記事のまとめです。

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