こんにちは、現役医療従事者のとってぃです。
今回のテーマは『マヨネーズ』です。
グルテンフリー & 糖質制限 という観点からみて、マヨネーズは食べても大丈夫な調味料なのかをまとめたいと思います。
目次
1.そもそもマヨネーズって?
1.1.マヨネーズの原材料
マヨネーズの定義は、日本農林規格(JAS)によって決められています。
- マヨネーズの定義
半固体状ドレッシングのうち、卵黄又は全卵を使用し、かつ、必須原材料、卵黄、卵白、たん白加水分解物、食塩、砂糖類、はちみつ、香辛料、調味料(アミノ酸等)及び香辛料抽出物以外の原材料を使用していないものであって、原材料に占める食用植物油脂の重量の割合が65%以上のものをいう。
マヨネーズの基本となる原料は
- 「卵」「植物油」と調味料「醸造酢(穀物酢や果実酢)」「食塩」です。
マヨネーズの添加物としては
- 「調味料(アミノ酸)」「香辛料」「たん白加水分解物」
など日本農林規格で定められているもののみ使用がゆるされています。
ちなみにカロリーハーフやカロリーカットを売りにした商品がありますが、これは正式にはマヨネーズではありません。なので商品パッケージにはマヨネーズとは実は一言も書かれていないんです。食品表示欄には、サラダクリーミードレッシングや半固体状ドレッシングと書かれています。こちらのほうが多くの原材料と添加物が使われていて「グリシン」「増粘剤」「増粘多糖類」「たん白加水分解物」「乳化剤」などがよく使用されています。
1.2.マヨネーズの作り方
マヨネーズの作り方は意外と簡単です。
- 卵黄、酢、植物油、食塩、その他調味料を加えてすばやく混ぜあわせる
たったこれだけです!
2.マヨネーズの栄養成分
マヨネーズは日本農林規格(JAS)によって、『重量のうち65%は植物油である必要がある』という条件があります。なのでほとんど脂質なのでカロリーは高いです。
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エネルギー | 100kcal |
たんぱく質 | 0.4g |
脂質 | 11.2g |
炭水化物 | 0.1g |
食塩相当量 | 0.3g |
引用:kewpie
3.マヨネーズの糖質量は?
マヨネーズの糖質量は、大さじ約1杯(15g当たり)で約0.26gで、かなり低糖質な調味料です。
4.マヨネーズはグルテンフリー?
市販で販売されているマヨネーズのほとんどはグルテンフリーではありません。
スーパーで購入できるマヨネーズの原料には穀物酢を使用していることがほとんどなので、グルテンが含まれています。
関連記事:グルテンフリーの酢の選び方
また、添加物の増粘剤、たん白加水分解物、加工でんぷんにはグルテンが含まれている可能性があります。
5.トランス脂肪酸
トランス脂肪酸は、マーガリン、ファットスプレッド、ショートニング、ホイップクリーム、そしてこれらを原材料に使ったパン、ケーキ、ドーナツなどの食品に含まれていることが一般的に知られています。
じゃあマヨネーズの場合はどうなのかというと、結論をいえばマヨネーズには微量のトランス脂肪酸が含まれています。
トランス脂肪酸が入っているマヨネーズの原料は植物油です。この植物油は効率よく植物から油を搾り取るためなどのために、高温加熱による処理がなされています。
この過程で有害なトランス脂肪酸が発生します。
また、植物や魚からとった油を精製する工程で、好ましくない臭いを取り除くために高温で処理を行います。この際に、油に含まれているシス型の不飽和脂肪酸からトランス脂肪酸ができるため、サラダ油などの精製した植物油にも微量のトランス脂肪酸が含まれています。
引用:農林水産省
6.結論をいうと、どうしてもマヨネーズを食べたければ手作りしかない!
- 糖質制限のみの人の場合
- マヨネーズは低糖質なので食べても大丈夫です。
- グルテンフリーの人の場合
- 市販のマヨネーズにはほぼグルテンが入っていると考えられるのでアウトです。
- トランス脂肪酸を避けたい人の場合
- 市販のマヨネーズに使われている植物油には微量のトランス脂肪酸が含まれているのでアウトです。
糖質制限&グルテンフリー&トランス脂肪酸は嫌だ!この3点をすべて満たすマヨネーズを市販品で手に入れるのはほぼ不可能だと思うので、そういう人は手作りをしましょう!
こちらのサイト『オリーブオイルのマヨネーズ』でオリーブオイルを使ったマヨネーズの作り方が書いていますので、作りたい人は参考にしてみてください。
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