こんにちは、現役医療従事者のとってぃです。
今回は【実践編②肉・魚】ということで、グルテンが含まれている「肉と魚」をみていきたいと思います。
1.まず初めに
どんな種類の肉と魚にもグルテンは含まれていません。
ただし天然、自然のままのもの。つまり未加工物のものに限ります。
そもそもグルテンは、小麦や大麦などの穀物に含まれているたんぱく質なので、肉や魚に含まれる余地がありません。安心してください。
しかしそのあとの加工の過程で、グルテンが含まれてしまうケースが多々あります。
2.グルテンが入っている肉
加工された肉である、「ソーセージ・ハム・ベーコン・かまぼこ」にはグルテンが含まれている場合があるので、購入する場合は成分表示をしっかり確認しましょう。
3.グルテンが入っている魚
塩焼きや刺身以外の魚料理は基本的にグルテンが含まれていると考えていいと思います。
理由として魚料理に使う調味料は、醤油、みりん、料理酒にはグルテンが含まれている可能性が非常に高いためです。
3.1 刺身は要注意
刺身は絶対に一点盛りを買いましょう。
どうしてかというと・・・
食品表示法(平成25年法律第70号)の中の、食品表示基準(平成27年内閣府令第10号)に、食品表示の具体的なルール(食品のラベルについてのルールのこと)がきまっているのですが・・・
このルールでは食品を、「生鮮食品」「加工食品」「添加物」の3つに分類しています。
生鮮食品 | 天然、自然のままでとくに加工していない食品のことです。 | 具体的には
|
加工食品 | 天然、自然のままでなくて、長期の保存を考えたり、味をよくしたりして加工したものです。 | 具体的には
|
上の表の赤字のところをみてください。
「複数の種類の刺身を盛り合わせたもの」とありますよね。なんと刺身盛り合わせは加工食品に分類されてしまうんです。
つまり、
★ マグロだけ、サーモンだけの一点盛りの場合・・・「生鮮食品」なんですが、
★ マグロとサーモンの二点盛りの場合・・・「加工食品」という区分になります。
で、刺身の分類が、「生鮮食品」と「加工食品」でなにがちがうのかというと、「生鮮食品」は単純に切ったりする以外の変な加工、それこと塩漬けや醤油漬けをはじめ、添加物等を一切いれることができないんです。
つまり「生鮮食品」には変なものが入っていない素材そのものなので一番安心できるということです。
一方、「加工食品」として分類されてしまうと、いろんな添加物やらなんやらをいれることが許されてしまうわけです。
3.2 じゃあ、「生鮮食品」と「加工食品」はどうやって見分ければいいの?
生鮮食品は、
★ 名称
★ 原産地名
の2つを食品ラベルに最低かけばOKです。米などに例外もありますが・・・
一方加工食品には、食品ラベルが2つあって、
★ 一括表示(成分表示)
★ 栄養成分表示
の2つを表示しなければなりません。
この2つの違いの成分表示の違いを下の表にまとめました。
分類 | 表示事項 | 例 | |
生鮮食品 | 名称 | その内容を表す一般的な名称 | |
原産地名
| 国産品の場合、 輸入品の場合、 | ||
加工食品 | 一括表示(成分表示) |
| 名称 :あじの開き |
栄養成分表示 |
| 熱量 :××kcal |
いろいろ書きましたが、条件によっては上の表にある表示事項を省略できるケースがあります。
そのなかでとくに重要なのは、店内で加工食品にする場合は、原材料名や栄養成分表示などをはじめ表示義務がないんです。
つまり一番大事な原材料の欄の、どんな添加物がはいっているか表示しなくていいんです。
例えばスーパーなんかで売られている刺身盛り合わせの場合、仮に店舗内ですべて加工していたら、添加物表示しなくていいってことです。
添加物にもグルテンが入ってるケースがあるので危険すぎます。
表示すらないので、一生懸命グルテン含有の添加物を覚えていてもまったく無意味。
4 まとめ
長くなりましたが、最終的に僕が言いたいことは、
ということです。
理由としては店内加工のものは原材料表示がない場合があるので、どんな添加物がはいっているか一切わからないからです。まぁお店の人に聞いたらいいですけど、いちいち聞くのも面倒です。
ということです。
【補足】
スーパーや回転寿司で売られている「トロ」がありますけど、本物の「トロ」ではなく、そのへんの魚に、調味料(何種類もの添加物)を注入して脂がよくのった食感のにせものとして売られていることもあります。
ネギトロなんかも、大量の添加物やトランス脂肪酸、そして赤い着色料で色づけされてたりします。
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