とある病院のコメディカル「とってぃ」です。
「グルテンフリーの『みりん』ってどうやって選べばいいんだろう」
今回はそんな人のために、グルテンフリーの『みりん』の選び方を紹介したいと思います。
目次
1.みりんについての基本的なこと(ここは飛ばしてもらってもいいです)
グルテンフリーのみりんの選び方を説明するまえに、「そもそもみりんって何なの?」「どいういう料理に使われてるの?」ってことを見ていきたいと思います。
1.1.みりんとは?
さまざまな文献から歴史をひもといてみると、「みりん(味醂)」が日本に誕生したのは戦国時代。日本に古くからある連酒、白酒などの「甘いお酒」の腐敗防止のために、アルコールを加えていたのが改良されてみりんになったという日本発生説と、中国から渡来した蜜がしたたるような甘い酒「密淋(ミイリン)」が起源という中国伝来説の2つがあります。
江戸時代になると、みりんは、女性でも楽しんで飲むことのできる甘口の高級なお酒として人々に受け入れられました。
みりんといえば、調味料のイメージが強いですが、元々はお酒の腐敗防止のために加えられたり、江戸時代では甘口のお酒として飲まれていました。
1.2.みりんの種類
みりんは大きく分けて、
- 本みりん
- みりん風調味料
- 発酵調味料(みりんタイプ)
の3つにわけられます。
1.2.1.本みりん
原料は、「もち米」「米麹」「焼酎(または醸造アルコール)」です。
製法により、
- 伝統的な製法
- 工業的な製法
の2つがあります。
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1.2.2.みりん風調味料
原料は、「米」「米麹」。これ以外に「ブドウ糖」「水あめ」などの糖類などが使われまています。
本みりんとの一番の違いは、そのアルコール度数です。本みりんのアルコール度数は、12.5~14.5%に対して、みりん風調味料は1%未満です。
1.2.3 発酵調味料(みりんタイプ)
食塩を加えることで、酒類として扱われないようにしたものです。
アルコール度数は高めで、8~15%あります。
1.3.みりんの種類の一覧
みりんの種類を表にまとめました。
原材料 | アルコール度数 | |
---|---|---|
本みりん | もち米、米麹、焼酎(または醸造アルコール)糖類など | 12.5~14.5% |
みりん風調味料 | ブドウ糖や水あめなどの糖類、グルタミン酸、香料、酸味料、調味料など | 1%未満 |
発酵調味料 (みりんタイプ) | 米、米麹、アルコール、糖類、食塩など | 8~15% |
みりんの種類を簡単にまとめると
- 「本みりん」「みりん風調味料」「発酵調味料(みりんタイプ)」の3種類ある。
- それぞれ、原材料、製法、アルコールの割合に違いがある。
参考:宝酒造
2.グルテンフリーの『みりん』の選び方
グルテンフリーのみりんは、本みりんのみです。
ただし条件として、①伝統的な製法でつくられたものであること、②焼酎を使用しているもの、この2点を満たすものにしてください。
Amazonで購入できる九重味醂は、グルテンフリーの本みりんです。昔ながらの伝統的な製法でつくられていて、原材料は「もち米」「米麹」「本格焼酎」のみで余計な添加物も入っていません。
九重味淋は、創始者・石川八郎右衛門信敦がみりん製造を手がけて以来240年以上、「変えない」ことを信条にしてまいりました。
2.1.スーパーで買えるみりんはグルテンフリー?
スーパーで売られているものは添加物が入っている可能性が高いのでおすすめしません。
添加物の中に小麦(小麦発酵調味料)や大麦由来のものを使用している場合があるので。また、醸造アルコールや糖類にはグルテンが使われてることもあります。
グルテンフリーの『みりん』を選ぶときは、「米」「米麹」「焼酎」のみでシンプルにつくられたものにしましょう。かつ、伝統的な製法でつくられたものであることをお忘れなく。
まとめ
グルテンフリーのみりんの選び方 |
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ただし条件として、①伝統的な製法でつくられたものであること、②焼酎を使用しているもの、この2点を満たすものにしてください。
グルテンフリーのみりんは、Amazonなどのネット通販で簡単に手に入ります。ぜひこの記事を参考に購入してみてください。
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