【消化管の解剖と役割の説明】リーキーガット症候群で腸が傷つく!?

こんにちは、現役医療従事者のトッティ(@totthi1991)です。

今回は、リーキーガット症候群を理解するために知っておかなければならない、消化管の基礎知識をまとめました。

消化管の解剖と構造を紹介しつつ、併せてリーキーガット症候群では消化管のどこが損傷するの?かを記事では書いています。

1.消化管の解剖

消化管は、口腔から肛門までつながる1本の管である。

引用:病気がみえる vol.1 循環器.MEDIC MEDIA. 第5版 p2

もう少し詳しくいうと消化管とは、

口腔→咽頭→食道→胃→小腸(十二指腸→空腸→回腸)→大腸(盲腸→結腸→直腸)→肛門

という一連の流れによる約9メートルの1本の管(くだ)です(以下のツイートがわかりやすいので引用させていただきます)。

消化管とは文字どおり食べ物を消化するための1本の管のことです。

 

2.消化管の解剖(さらに詳しく)

それではもう少し詳しく消化管の解剖を説明します。

消化管のそれぞれの部位を細かく分けると、下の画像のようになります。

3.リーキーガット症候群では、小腸と大腸にダメージがある状態です

リーキーガット症候群では、ここまでで説明した消化管のうち、以下の2つの部位が損傷しています。

リーキーガット症候群でダメージを負っている消化管の部位
  • 小腸(十二指腸、空腸、回腸)
  • 大腸(盲腸、結腸、直腸)

リーキーガット症候群とは何ですか?症状の原因は?

2018年2月3日

もう少し詳しくいうと、リーキーガット症候群では、特に腸(小腸と大腸)の粘膜部分が損傷しています。

それではこれから粘膜の説明に入りたいと思います。

4.消化管の構造

引用一部改変:看護roo!【カンゴルー】

消化管壁の層構造は基本的に共通しており、粘膜層、粘膜下層、筋層、漿膜からなる。

引用:病気がみえる vol.1 循環器.MEDIC MEDIA. 第5版 p3

消化管は一部例外もありますが基本的には3層構造になっていて、内側から順番に

消化管の層構造(基本)

内側から

  1. 粘膜
  2. 筋層
  3. 漿膜

4.1.粘膜、筋層、漿膜の役割

粘膜は、口腔から直腸まで続く、消化管のもっとも内側にある層です。

粘膜の役割

粘膜で食べ物を分解したものを吸収しています。

粘膜表面には絨毛と、その表面にさらに微絨毛があります。

小腸の絨毛や微絨毛の超わかりやすい構造図(解剖図)

2018年2月7日

筋層は2種類あり、消化管の内側を取り巻くように走行する「輪走筋層」と消化管の軸と並行の向きに走行する縦走筋層があります。

筋層の役割

筋層では、輪走筋層と縦走筋層が収縮と弛緩を繰り返して蠕動運動を起こし、食べ物を消化間の奥へと送っています。

それと同時に食べ物の攪拌もおこなっています。

漿膜の役割

漿膜は半透明のうすい膜で、漿液を分泌し、他の器官との摩擦を防いでいます。

リーキーガット症候群では、特に腸(小腸と大腸)の粘膜が損傷しています。

まとめ

本記事の内容をまとめます。

消化管とは、口腔から肛門までつながる1本の管のことです。

消化管の解剖
口腔→咽頭→食道→胃→小腸(十二指腸→空腸→回腸)→大腸(盲腸→結腸→直腸)→肛門

このうち、リーキーガット症候群で損傷するのは「小腸」と「大腸」です。

さらに具体的にいうと、腸の基本構造は内側から

  1. 粘膜
  2. 筋層
  3. 漿膜
となっており、リーキーガット症候群では「小腸と大腸の粘膜」が損傷します。

それでは今回は以上です。

腸漏れともいわれるリーキーガット症候群ですが、具体的には小腸と大腸の粘膜層がダメージを負っている状態だというのが解剖学的・構造的に分かっていただけたと思います。

ちなみに、腸内細菌の状態を良好に保つことはリーキーガット症候群を防ぐために重要だといわれています。

下記の記事で個人的に効果のあった腸内細菌サプリを紹介しているので興味のある人はぜひごらんください。

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