脂肪酸の基本的な構造や特徴についてわかりやすく解説します

脂肪酸に興味がある人「脂質の基本的な構造を知りたい!」

本記事ではこの疑問に答えます。

こんにちは、現役医療従事者のトッティ(totthi1991)です。

本記事は、下記の書籍を参考に執筆しております。

1.脂肪酸の構造

中性脂肪の構成

脂肪酸は、体内での多くはグリセリンと結合して中性脂肪として存在しています。

一部、グリセリンと結合せず単独で存在する脂肪酸もあり、これを遊離脂肪酸といいます。遊離脂肪酸は、水に溶けないため、血中ではアルブミンと結合して移動しています。

※ 食べ物に含まれている脂質の大半は中性脂肪で、その構成要素である脂肪酸が油脂の特徴や栄養価を決めています。

1.1.脂肪酸の基本構造

脂肪酸の基本構造は、上の図のとおり、炭化水素基とカルボキシ基(-COOH)で構成されています。

※ 炭化水素基:「C」と「H」のみで構成された原子団

1.2.脂肪酸の特徴

脂肪酸は、その構造のなかに親水性部分(カルボキシ基)と疎水性部分(炭化水素基)の両方をあわせもっています。

  • カルボキシ基
    → 親水性
  • 炭化水素基
    → 疎水性

しかし実際には、脂肪酸は水に溶けにくい疎水性の化合物です。

それは、通常炭素が4個以上の場合のみを脂肪酸として扱い、炭素数が2個のものは脂肪酸に含めないことが多いからです。

※ 炭素数が2個の脂肪酸は、よく水に溶けます。

※ 脂質が水に溶けにくいのは、その構成成分に脂肪酸を含んでいるためです。

1.3.簡易的な脂肪酸の構造のあらわしかた

脂肪酸の構造を簡略化してあらわしていることがよくあります。

上の図をご覧ください。下のギザギザになっている構造が、脂肪酸の簡略構造です。

どういう風に簡略化しているのかといいますと、

  1. 炭化水素基の炭素(C)を省略
  2. 炭化水素基の炭素(C)に結合する水素(H)を省略

という風に、脂肪酸の簡略構造をあらわすことができます。

2.脂肪酸の分類

脂肪酸の分類

脂肪酸の分類は2パターンあります。

  • パターン①:脂肪酸の中に二重結合があるかないか
    →飽和脂肪酸 or 不飽和脂肪酸
  • パターン②:炭素の鎖の長さ
    →短鎖脂肪酸 or 中鎖脂肪酸 or 長鎖脂肪酸

2.1.飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸

脂肪酸は、炭化水素基の二重結合の有無によって2つに分類されます。

  1. 飽和脂肪酸
    (炭化水素基に二重結合なし)
  2. 不飽和脂肪酸
    (炭化水素基に二重結合あり)

※ 飽和脂肪酸の一般式は、CnH2n+1COOHであらわされます。

補足:飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の特徴

2.2.短鎖脂肪酸、中鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸

脂肪酸は炭素の数によって3つに分類されます。

  1. 短鎖脂肪酸
    (炭素の数が2~6個)
  2. 中鎖脂肪酸
    (炭素の数が8~12個)
  3. 長鎖脂肪酸
    (炭素の数が14個以上)

※ 体内の中には、炭素数が16か18個の長鎖脂肪酸に属するものが多いです。

 

というわけで今回は以上です。

脂肪酸というのは、案外重要で、身体に良い油、悪い油というのは、この脂肪酸の種類などのことをいっています。

ですので、栄養学的に脂肪酸は非常に重要です。

食品から脂質を摂るときは、どんな種類の脂肪酸が含まれているのかもチェックしてみてください。

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2018年6月13日

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