『糖質ゼロ』と『糖類ゼロ』の違いって?人工甘味料は入ってるの??

 

商品パッケージに書かれている「糖質ゼロ」や「糖類ゼロ」の違いを知りたい人「「糖質ゼロ」と「糖類ゼロ」の違いってなに?そもそも、糖質と糖類って何が違うのか知りたいな。それに、糖質ゼロや糖類ゼロの場合でも、人工甘味料って入ってるのかがすごい気になる・・・」

 

こういった疑問に答えます。

  • 本記事の内容
  • 「炭水化物」「糖質」「糖類」「食物繊維」「糖分」といった語句の意味の違い
  • 「糖質ゼロ」と「糖類ゼロ」の違い
  • 「糖質ゼロ」や「糖類ゼロ」の場合、人工甘味料も「ゼロ」なのか?
  • 糖質制限をしている人で、人工甘味料が嫌な人は、炭酸水がオススメです

 

1.「炭水化物」「糖質」「糖類」「食物繊維」という語句の意味の違い

まず、「炭水化物」「糖質」「糖類」「食物繊維」の語句の意味を整理しておきます。これがわかってないと、ごちゃごちゃになってしまいますので。

炭水化物食物繊維人の消化酵素で消化できない炭水化物のこと
糖質炭水化物から食物繊維を除いたもののこと
糖類糖質のうち、単糖と二糖の総称のこと

ここでポイントになるのが、糖類は、糖質の一部だということです。

 

  • 【参考】炭水化物(食物繊維+糖質)の種類
炭水化物の種類説明
単糖炭水化物の最小構成単位。化学式:(CH2O)n
例:グルコース(ブドウ糖)、フルクトース(果糖)、ガラクトース
二糖単糖が2個くっついたもの
例:スクロース(砂糖)、マルトース(麦芽糖)、ラクトース(乳糖)
多糖単糖が10個以上くっついたもの
例:デンプン、セルロース、グリコーゲン
糖アルコール単糖にアルコールがくっついたもの
例:キシリトール、ソルビトール

関連記事:【定義】炭水化物/食物繊維/糖質とは? その違いについて+種類

 

2.糖質ゼロと糖類ゼロの違いって?

2.1.糖質ゼロとは

上図の赤枠で囲われた部分が、糖質ゼロです。

表にまとめると、糖質ゼロと書かれていれば、以下のものが「ゼロ」となります。

  • 多糖(例:デンプン、グリコーゲン)
  • 糖アルコール(例:キシリトール、ソルビトール)
  • 天然・人工甘味料(例:ステビア、アセスルファムK、スクラロース)
  • 単糖(例:ブドウ糖、果糖)
  • 二糖(例:ショ糖、麦芽糖)

ただし、後述しますが、栄養成分表示の基準に基づき、糖質の含有量が0.5g/100g(あるいは100ml)の場合は、成分について「0g(ゼロ)」と表示できます。

天然・人工甘味料に関しては、生化学的には炭水化物に分類されませんが、栄養表示基準においては、炭水化物のうち、糖質の中に含められています。

関連記事:甘味料とは?その分類や種類をまとめてみた【糖質とは違います】

 

2.2.糖類ゼロとは

上図の赤枠で囲われた部分が、糖類ゼロです。

表にまとめると、糖類ゼロと書かれていれば、以下のものが「ゼロ」となります。

  • 単糖(例:ブドウ糖、果糖)
  • 二糖(例:ショ糖、麦芽糖)

ただし、後述しますが、栄養成分表示の基準に基づき、糖類の含有量が0.5g/100g(あるいは100ml)の場合は、成分について「0g(ゼロ)」と表示できます。

 

ようするに、糖質と糖類の違いは、その種類によるのみです。

 

2.3.糖分とは

法律上、明確に決まっているわけではありません。

なんと、使っている人が勝手に決めているそうです。

 

以下に、「炭水化物」「糖質」「糖類」「糖分」の語句の意味をまとめます。

  • 炭水化物→食物繊維+糖質
  • 糖質単糖二糖多糖糖アルコール
  • 糖類単糖二糖
  • 糖分→定義なし

 

2.4.栄養成分の表示基準とは?

2015年4月に、新たな「食品表示法」が施行されました。

この法律により、原材料名やアレルギーの表示方法、栄養成分表示の義務化、などのルールが定められています。

  • 栄養成分表示の表示が義務化されている項目(①~⑤の項目が表示義務項目です):表示例
栄養成分表示(100g当たり)
①エネルギー34kcal
②たんぱく質0.7g
③脂質0.5g
④炭水化物6.6g
⑤食塩相当量0.1g

 

3.「糖質ゼロ」や「糖類ゼロ」と書かれていても、微量の糖質や糖類が含まれている可能性があります

糖質ゼロ」という表示が可能
  1. 食品の場合:100g当たり、糖質が0.5g未満の場合
  2. 飲料の場合:100ml当たり、糖質が0.5g未満の場合
糖類ゼロ」という表示が可能
  1. 食品の場合:100g当たり、糖類が0.5g未満の場合
  2. 飲料の場合:100ml当たり、糖類が0.5g未満の場合

参考:栄養成分表示とは(消費者庁)

上記基準を満たしていれば、「糖質ゼロ」や「糖類ゼロ」という表示が可能です。

つまり、食品や飲料の中に、糖質、糖類がそれぞれ0.5g未満/100g(または100ml)であれば、栄養表示基準に基づき、それぞれの成分表示に、「0g(ゼロ)」と表示できます。

そして、「糖質ゼロ」と「糖類ゼロ」の違いは単純に、糖質、あるいは糖類かという、その種類の違いのみです。

 

以下、注意点です。

  • 糖質ゼロの場合 → 糖質の中に糖類も含まれているので、糖類もゼロとなります。
  • 糖類ゼロの場合 → 多糖(デンプン)や糖アルコール(キシリトールやソルビトール)が普通に含まれている可能性があります。

 

3.1.糖質ゼロや糖類ゼロの商品に、人工甘味料は入っていないの?

食品に表示を行うときの「栄養成分表示の基準」のおいて、糖質のなかに、人工甘味料も含まれています。

なので、糖質ゼロであれば、人工甘味料もゼロだと思いたいところですが、残念ながらそうではありません。

先ほどにもいいましたが、「栄養成分表示の基準」には、以下のルールがあります。

食品や飲料の中に、糖質、糖類がそれぞれ0.5g未満/100g(または100ml)であれば、栄養成分表示の基準に基づき、それぞれの成分表示に、「0g(ゼロ)」と表示可能

ですから、上記を満たしていれば、「糖質ゼロ」、あるいは「糖類ゼロ」と商品に書くことができます。

そして、人工甘味料の特徴として、砂糖の数百~数万倍の甘みがありますので、ごく微量でも十分に食品や飲料に甘みをつけることができます。

ですので、甘みを感じる「糖質ゼロ」や「糖類ゼロ」と表示されているほとんどの商品に、人工甘味料が使用(微量の人工甘味料)されています。

 

3.2.「糖質ゼロ」+「成分表示の糖質の量も0g」にもかかわらず、人工甘味料が入っている例

一例として、「【トクホ】サントリーペプシスペシャルコーラ」を紹介します。この商品には正面に、「カロリーゼロ」「糖質ゼロ」「保存料ゼロ」と書かれていますが、原材料名は以下のようになっていて、しっかり人工甘味料が入っています。また、糖質(490mlあたり)の糖質の量は0gにもかかわらず、人工甘味料のアスパルテームとアセスルファムカリウムが、栄養成分の原材料の項目に入っています。

【トクホ】サントリーペプシスペシャルコーラ
原材料食物繊維(難消化性デキストリン)、炭酸、カラメル色素、酸味料、甘味料(アスパルテーム、アセスルファムカリウム)、香料、カフェイン
成分・特性エネルギー(490mlあたり)0kcal
たんぱく質(490mlあたり)0g
脂質(490mlあたり)0g
炭水化物(490mlあたり)6.4g
糖質(490mlあたり)0g
食物繊維(490mlあたり)5.4g
食塩相当量(490mlあたり)0.04~0.12g
難消化性デキストリン(食物繊維として)(490mlあたり)5g
カフェイン(490mlあたり)25mg
カリウム(490mlあたり)約30mg
リン(490mlあたり)約80mg

参考:SUNTORY「ペプシスペシャル ゼロ (特定保健用食品)」

3.3.糖質オフに注意してください

「糖質オフ」と表示している食品がありますが、具体的な数値基準はなく、各メーカーの自主判断に任されているので注意が必要です。

「糖質オフ」と書いてあるため、飲料100ml(もしくは食品100g)あたり、糖質含有量0.5gであるように勘違いしてしまいそうになりますが、実際にはある程度の糖質を含んでいる可能性があるので気を付けてください。実際の糖質量は、商品の栄養成分表示を確かめてください。

 

4.糖質制限をしている人で、人工甘味料が嫌な人は、炭酸水をオススメです

糖質制限をしている人は、糖質ゼロの食品や飲料であれば、なんとなく安心してしまいがちですが、その代わりに、人工甘味料が使用されています。

人工甘味料に関しては、まだはっきりとしたことはわかっていませんが、「食欲が増す」「太りやすくなる」「腸内環境を悪くする」「糖尿病のリスクが上がる」「中毒性がある」など、複数の研究結果が報告されています。

ですので、個人的には避けていくほうが無難かと思います。リスクをとってまで、人工甘味料だけでなく、複数の添加物も入っているコーラをそこまでして飲みたいと思いません。

 

4.1.炭酸水を飲むべし

その点、炭酸水は、水に二酸化炭素を溶かしこんだだけのものなので、不純物は一切入っていません(ただし、レモンなどの味付きのものは除きます)。

また、炭酸水にはさまざまな健康効果があるといわれています。
糖質制限中にオススメの飲み物は炭酸水です【断言】

ちなみに、僕が毎日1本欠かさず飲んでいる炭酸水は、100年以上の伝統の歴史がある安心のウィルキンソンです。しっかりと炭酸の量が入っている安心の1品です。もちろん、原材料は『水+炭酸(二酸化炭素)』のみで、糖質はもちろん、その他の添加物も一切入っていません。

 

以前までの僕は、1日の水分の摂取は、1.5Lのコカ・コーラやファンタ1本で済ませていたくらい、甘いジュース大好き人間でした。しかし今では、飲み水は、「コーヒー」「浄水器で浄水した水」「炭酸水」といった感じですが、まったく不自由はありません。慣れてくると炭酸水は、ジュース感覚で飲めるようになります。むしろ、コーラのように飲んだ後に甘ったるくて怠い感じも特にないので、今では炭酸水に完全に身体は適応してしまっています。たいていのコンビニに、無糖の炭酸水は売っているので、ぜひ一度お試しを。

 

まとめ

この記事のポイントをまとめます。

栄養成分表示において、糖質に該当するもの
  • 単糖(ブドウ糖、果糖など)
  • 二糖(ショ糖(砂糖)、麦芽糖など)
  • 多糖(デンプン、グリコーゲンなど)
  • 糖アルコール(キシリトール、ソルビトールなど)
  • 天然・人工甘味料(ステビア、アセスルファムK、スクラロースなど)

 

栄養成分表示において、糖類に該当するもの
  • 単糖(ブドウ糖、果糖など)
  • 二糖(ショ糖(砂糖)、麦芽糖など)

 

糖質ゼロ」という表示が可能
  1. 食品の場合:100g当たり、糖質が0.5g未満の場合
  2. 飲料の場合:100ml当たり、糖質が0.5g未満の場合
糖類ゼロ」という表示が可能
  1. 食品の場合:100g当たり、糖類が0.5g未満の場合
  2. 飲料の場合:100ml当たり、糖類が0.5g未満の場合

 

糖質ゼロ」で考えられる、原材料のパターン
  • パターン1:ゼロ表示への基準値内の糖類の使用
  • パターン2:ゼロ表示への基準値内の糖質の使用
  • パターン3:ゼロ表示への基準値内の、糖類と糖質の使用
糖類ゼロ」で考えられる、原材料のパターン
  • パターン1:ゼロ表示への基準値内の糖類の使用
  • パターン2:糖類を除く、糖質の使用

 

今回は以上です。

 

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