【本物のオリーブオイルの選び方】偽物を掴まされないために・・・

「オリーブオイルの8割は偽物って聞いたけど、店頭にたくさん並んでてどれを選べばいいかわからない」

本記事では、偽物のオリーブオイルを掴まされないために、本物のオリーブオイルの選び方を紹介します。

ちなみに、オリーブオイルは大量に偽物が出回っているというのは有名なはなしでして、海外輸入品の8割は「偽物」だともいわれています。

注意
実は海外でのオリーブオイルの世界は不正が蔓延しておりまして、オリーブオイルの品質偽装が常態化しております。
ですので、オリーブオイルのラベルに貼られている「政府」「公的団体」などによって認証されている専門機関の認証マークはあてにはなりません。

下記の記事では、「偽物」のオリーブオイルがどういったものなのかをまとめているので興味のある人はごらんください。

簡単に記事の内容を説明しますと、偽物のオリーブオイルには主に以下の2パターンあります。

オリーブオイルの偽装のパターン
  1. パターン①:混ぜ物偽装
    (オリーブオイル以外の安いオイルを混入した水増し)
  2. パターン②:アップグレード偽装
    (等級の低いオリーブオイルを高品質のエキストラバージンと偽装する品質偽装)

といった感じで、店頭に並んだオリーブオイルは美しくラッピングされたものが多いんですが、その中身はけっこう酷かったりします。

当然、偽物のなかにはオリーブオイル以外の油も混ぜられていることもあるわけで、オリーブオイル本来の健康効果も期待はできません。

そこで本記事では、「偽物のオリーブオイル」を掴まされないために、「本物のオリーブオイル」の選び方を紹介したいと思います。

1.素人が店頭で本物のオリーブオイルを選ぶのは不可能です

オリーブオイルの品質偽装の歴史は長く、その手口も巧妙です。

ですので、素人が店頭で商品に書かれているラベル表示をみて本物かどうかを判断するのは不可能です。

「なら、高いのを選べばいいんじゃないの?」

こう思う人がいるかもしれませんが、値段はオリーブオイルの品質を保証にはなりません。

「わからないのでとりあえず高いものを」「高ければ品質もいいのでは?」という消費者心理を利用して、逆に高めの価格設定にしている販売者もいるためです。

ただ、極端に安いもの(500mlで1,000円以下)やペットボトルの容器に入っているものは「偽物」の可能性が非常に高いので避けましょう。

1.1.信用できる「生産者」「農園名」「ブランド名」のものを選ぶ

オリーブオイルのラベルに貼られている「政府」「公的団体」などによって品質が保証されている専門機関の認証マークは、あてにはなりません。

オリーブオイルの世界では偽装の歴史は長く、政府関係者にも偽装を手助けしている人たちが大勢います。また、品質認証を生産者自身がおこなっているケースも多く、専門機関の認証マークすらも信用性できません。

そこで本物のオリーブオイルを選ぶ際にみるべきポイントが「生産者」「農園名」「ブランド名」です。

偽物が横行しているとはいえ、一定数は本物のオリーブオイルをつくっている人たちはいます。

それを見分けるのが「生産者」「農園名」「ブランド名」というわけです。

ただ、信用できる「生産者」「農園名」「ブランド名」などを知らない人が大半だと思いますので、本記事では別の視点からオススメのオリーブオイルを紹介したいと思います。

2.オリーブコイルコンテストで受賞を重ねているものを選ぶ

オリーブオイルのパッケージに書かれている政府や公的団体が発行している「認証マーク」もあてにならず、「フルーティー」や「ロブスト」とった風味の表現もまったく意味がありません。
また、値段が高いからといって品質が保証されているわけでもありません。

そんな中、唯一参考になるのが「生産者」「農園名」「ブランド名」です。

しかし、本物のオリーブオイルの「生産者」や「ブランド名」を知っている人はすくないと思いますので、簡単なオリーブオイルの選び方を紹介したいと思います。

それは、世界中でおこなわれているオリーブオイルコンテストの結果をチェックすることです。

ただ、コンテストの中には、お金で賞を買ったり、裏で手をひいたりしているケースもあるようですので、何度もいろんなコンテストで受賞を重ねているかどうかというのも併せてチェックしてください。

3.OLIVEJAPAN®国際オリーブオイルコンテストで受賞したオリーブオイル

国内では、日本オリーブオイルソムリエ協会主催の『OLIVEJAPAN®国際オリーブオイルコンテスト』が毎年4月に開催されています。

実行委員長を務めているのは「そのオリーブオイルは偽物です: 値段が高くても本物はごくわずか (実用単行本)」の著者である多田氏であるので、信用できるコンテストかと思います。

補足
OLIVEJAPAN®国際オリーブオイルコンテストでは、世界中の主要な産地のオリーブオイルの品質を競います。

以下、『OLIVEJAPAN®国際オリーブオイルコンテスト』で受賞したオリーブオイルのほんの一部を紹介します。

3.1.MELGAREJO ARBEQUINA PREMIUM

  • 原産地:スペイン
  • OLIVEJAPAN®国際オリーブオイルコンテスト
    :2018年金賞、2017年最優秀賞、2016年金賞、2015年銀賞、2014年金賞、2013年金賞

このオリーブオイルの凄いところは『OLIVEJAPAN®国際オリーブオイルコンテスト』で毎年のように賞を取りまくっているところです。

また、海外のコンテストでも多く賞を受賞しているので安心の一品だと思います。

4.2.California Olive Ranch Arbequina

California Olive Ranch Arbequina
成分
エキストラバージンオリーブオイル
  • 原産地:アメリカ カリフォルニア州
  • OLIVEJAPAN®国際オリーブオイルコンテスト
    :2018年銀賞,、2016年銀賞
  • COOC認定

価格的にも手ごろで、世界中でも評価の高いオリーブオイルです。ただ、海外サイト(iHerb)での購入になるので届くまで2週間くらいかかってしまいます。

ちなみに、カリフォルニアは近年オリーブオイルに力をいれていまして、独自の品質認証マーク(COOCの認証マーク)によってIOC(国際オリーブ理事会)の国際基準よりも厳しい基準で「エキストラバージン規格」を評価しております。

4.3.瀬戸内オリーブ油

  • 生産地:香川県 坂出市
  • 生産者:株式会社 瀬戸内オリーブ
  • OLIVEJAPAN®国際オリーブオイルコンテスト
    :2018年金賞

国産品といえでもピンキリですが、2018年に金賞を受賞しており、安心できます。Amazonでも購入可能ですが、やや高いのが難点です。

4.4.Frantoio Grove(フラントイオ・グローブ)

  • 生産地:アメリカ カリフォルニア州 サンタクララ群
  • 生産者:フラントイオ・グローブ
  • OLIVEJAPAN®国際オリーブオイルコンテスト
    :2017年金賞、2016年金賞

こちらはアメリカの5つの主要コンテストのすべてで最高賞を受賞しております。

収穫から1〜2時間で搾油され、搾油時の温度は22〜24度に管理されているというのも素晴らしいですね。

まとめ

というわけで、本記事の内容をまとめます。

オリーブオイルを選ぶポイントとしては、信用できる「生産者・農園名・ブランド」のものを選ぶことです。

ただ、そんなの知らないよって人は、色んなオリーブオイルコンテストで受賞を重ねているものを選びましょう。

個人的には価格的にもコスパのいい「California Olive Ranch Arbequina」を愛用しておりますが、色んなコンテストで受賞しまくってる「コンポジシオン プレミアム エキストラバージン オリーブオイル」も気になるところです。しかし値段が倍近くもするのが貧乏なわたしとしては難点なところです。