医療系資格は、将来性があって就職に強いと思ってる人には絶対におすすめしない理由を書きました

こんにちは、現役医療従事者歴3年のトッティ(@totthi1991)です。

僕は現在、北海道の総合病院で勤務しています。

しかし、今の仕事を続けていても将来性がないな、、、という結論にいたり、いずれは辞めようと思っています。

この記事では、一般的に医療系の資格は将来性があって安泰だ、などといわれていますが、それはまったくの間違いであることを、現役医療従事者である僕が語りたいと思います。

キラキラ感のない、現実的かつ、僕の独断と偏見が入っておりますのでご了承くださいm(_ _)m

医療系の資格に将来性はありません

「医療系の資格を取れば将来安泰だ・・・」

一般的に、こう言われることが多いです。

しかしこれは、大きな間違いだと断言します。

主な理由は以下のとおり。

  • 理由①:「将来性がある=安定している」という関係式は成立しない
  • 理由②:意外とスキルが身に付きにくい
  • 理由③:医師以外の医療系資格保有者にそこまで高度な知識は求められていない
  • 理由④:医師という資格が最強すぎる
  • 理由⑤:チーム医療は嘘です
  • 理由⑥:医師がいないとなにもできません

それでは一つずつみていきたいと思います。

理由①:「将来性がある=安定している」という関係式は成立しない

そもそも将来性とは「未来に明るい希望が持てること」です。

たしかに、今の日本は高齢化社会を迎えているので、医療系は就職もしやすく、また専門職なので、転職もしやすいです。
そのため「安定」はしています。

ようするに、職を失って路頭に迷う可能性はかなり低いということです。

しかし、だからといって「将来性がある」とはいえません。

どういうことかというと、多くの人は「医療系は安定している」、だから「医療系には将来性がある」という風に、間違って認識しているからです。

「安定していること」と「将来性があるということ」は、まったく別の問題です。

医療系はたしかに安定はしていますが、将来性があるかどうかというと、かなり微妙だと個人的には思います。
僕、個人の意見としては、医療系に将来性はありません(ただし、医者は別です)。
僕の職場の先輩たちの姿をみて、自分も先輩のようになりたいかと聞かれると、まったくそうは思いませんでした(たしかに、病院は滅多に潰れないのでクビにもなりません。また、比較的転職もしやすいので、そういった意味では安定はしています)。
業務内容は法律で縛られているのでできることも少なく、そのため、なかなか評価もされないゴールのない業務に、モチベーションの低いスタッフも多く、いつも職場の不平ばかり漏らしています。

逆に、ただひたすら安定したいと思っている人には、医療系資格はおすすめできます。

理由②:意外とスキルが身に付きにくい

「医療系は、専門知識が求められる専門職なので、スキルアップが望める!」

実際、僕も病院で勤務していれば高度な医療知識が身について将来に役立つとおもっていました。

しかし、結論をいってしまうと、コメディカルではスキルは残念ながら身に付きにくいです。

スキルが身に付きにくい理由、それは治療行為がおこなえるのは医師(+歯科医)のみだから

たしかに、コンビニのバイトや工場のラインで流れ作業に比べれば、病院で働いたほうがまだ医療の知識が身に付くのでマシです。

しかし、コメディカルとはそもそも医者のサポートをするためのスタッフにすぎません。

  • コメディカル=医者のサポートスタッフ

医療におけるもっとも重要な「治療」をおこなうことができるのは「医者のみ」です。

あくまでコメディカルは、医者の指示通りに動くためのスタッフ要員にすぎません。

当たり前のはなしですが、コメディカル自身でなにかを判断して治療をおこなうということはできません。

例えるなら、学校の定期テストで、隣に先生が答えを教えてくれながら、それを聞いて解答用紙に答えを書き写しているようなものです。

こんな状態では自分の頭で考えようとしないので、当然成績アップは望めませんよね。

相当に、意識が高くないとたいしてスキルアップもすることなく、経験年数だけを重ねるだけです。

実際、先輩の多くは、尊敬できるほどの医療系専門スキルをもっていないと感じます。

本気で医療系専門スキルを身につけたいのなら、実践から学ぶことができる医師になるべきです。

理由③:医師以外の医療系資格保有者にそこまで高度な医療知識は求められていない

治療方針に関して医者に上申(意見をいうこと)するこもできますが、実際、医者はプライドの高い人が多く、上申するだけで機嫌を損ねてしまうケースも少なくありません。

こちら側コメディカルは何かを言うだけでも相当に神経を使います。しかもそれが一生続きます。
(長年コメディカルをやっていれば、医者にグレードアップするとかもありませんので。)

もちろん、コメディカルの意見を真剣に聞いたり、コメディカルを見下さない人当たりのよい医者もいます。

そして、当たり前ですが、患者さんの治療に関しては、基本的に医者がすべて決定します。

上記の理由のためか、コメディカルはあまり自分の頭で考えない人が多いです(こんな感じで、いろいろとめんどくさいので・・・)。
その結果、スキルも身に付きません。

何十年も経験を積めば、多少知識として身に付くようになるかもしれませんが、意思決定できない(治療内容を決めることができない)コメディカルでは、真の意味でのスキルは身に付かないと断言します。

ほんとに医療のスキルを身につけたいのであれば、患者さんの治療をほんとうの意味で実際に行える医者に絶対になるべきです。

医師以外の医療系資格は医者の奴隷

言い方は少々乱暴ですが、医師以外の医療系の資格は医者の奴隷です。

もちろん、現場でこういったことを医者から直接いわれることはありませんが、実質的にそうなのだから仕方ありません。

そもそもコメディカルは、医者じゃなくていいことをやるためのスタッフ要員にすぎません。

医療におけるもっとも大切な「治療行為」は医者のみが決めることができて、それ以外のどうでもいいことや、雑用などはコメディカルがすべて行います。

これでは、先ほどもにもいいましたが、コメディカルが真の意味での医療知識を身につけることがほぼ不可能です。

大切なことなのでなんども言いますが、ほんとに医療知識を身につけたいのであれば、医者になる以外の選択肢はないと思ってください。

患者さんとコミュニケーションをとることや、雑用をすることに喜びを覚える人であれば、コメディカルはおすすめしますが、それ以外の、医療系の知識を得たいからという理由であればおすすめしません。

理由④:医師という資格が最強すぎる

病院内での医師の権限は「最強」です。まるで「天皇」です。

どうしてかというと、そもそも病院は患者さんの病気を治療するところだからです。
そして、その治療内容を決定できる権限をもっているのは、医者のみだからです。

医者にすべての権限が集約しています。

極端な例になりますが、コメディカルは医者の指示がなければなにも仕事ができません。

ちょっとした投薬、処置すべてに医者の指示が必要だからです。

僕の職場では、何十年も経験があって、ベテランにもかかわらず、ただひたすら医者の指示だけを聞いて、ロボットのように働いてる先輩もいます。

「自分も将来こうなるんだろうか・・・」そう考えたとき、絶対にいやだと本能的に思いました。

もちろん医者に「上申」といって、治療方針の提案をすることはできますが。しかし「上申」をするとあからさまに嫌そうな顔をする医者、コメディカルに対しては常に上から目線で話す医者、などなどいろんな医者がいて非常に気を使います(もちろんそうでない医者もいます)。

経験年数30年くらいのベテラン看護師と経験年数2、3年の医者とでは、病院内での立場は医者のほうが圧倒的に上です。

ようするに、それだけ経験年数に数十年という差があって、知識や技術が十分にあったとしても、日本の法律でその立場が明確に決められているんです。それって単純におかしいと思います。

働いていく中で自分が患者さんの治療に直接かかわって、患者さんの状態を本当の意味でよくしたいと思った僕にとって、一生涯、このコメディカルという職種、医療系資格で仕事をしている限り、この望みは絶対に叶うことはありません。

僕の職場の先輩が、年下の若い医者に媚を売ってるように話したり、医者をもちあげたり、あるいは別の先輩なんかはそれを嫌ってなのか、はじめから医者とはできるだけ関わらないように避けていたり・・・

そこには医者と良好な関係を築き、対等な立場で患者さんの治療のために協力するという姿は残念ながらありません。

はっきりいって、コメディカルは医者の奴隷です。

理由⑤:チーム医療は嘘です

チーム医療とは、一人の患者に複数のメディカルスタッフ(医療専門職)が連携して、治療やケアに当たることです。

引用:チーム医療推進協議会

そもそもチーム医療が注目されはじめたきっかけは、現在の医療が複雑になりすぎて、細分化されたためです。

自分の専門外のことに関しては、さっぱりという医者も多く、医師といえども自分1人だけで患者さんのすべての治療を行うことができません。

こういった理由から、患者さんを治療するためには、みんなで協力してやることが大切だよね、ということでチーム医療というのが誕生しました。

実は、患者さんやそのご家族もチーム医療のメンバーに含まれています。

チーム医療の実際

ここからはかなり僕の独断と偏見が入っていますのでご了承ください。

チーム医療推進協議会のチーム医療の理念にこういった条文があります。

  • 我々は、他のメディカルスタッフの専門性に敬意を払います。

チーム医療にはいろんなコメディカルが含まれています。それぞれに役割があり、専門性があるだけで、お互いはあくまで対等な関係であることが理想のチーム医療だと僕は考えています。

しかし、現実は医師をピラミッドの頂点とした縦の関係になっています。

結局、患者さんの治療方針を決定するのは医者なので全責任を負うのは最終的に医者です。責任があるので医者も当然、必死です。判断ミスが患者さんの命にもかかわってきますから。

そんな激しいプレッシャーに晒されている医者にとって、他のコメディカルは患者さんの情報をくれるマシンのようなものだと思われても仕方はないと思います。

良い情報をくれるマシンは優秀、悪い情報をくれるマシンは無能。

そんな感じで、医者は他のコメディカルを上から評価します。こいつは使える奴、こいつは使えない奴。

こういう状態でお互いが敬意をもって一緒に仕事ができるかというと相当難しいです(もちろん、中にはコメディカルと対等な関係を結ぼうとしている医者もいるんですが)。

実際のチーム医療は、このように縦の関係に結ばれています。

そのためか、結局は医者が一番偉そうにしていて、コメディカルは腰が低いです。

チーム医療なんて名ばかりなものだと、僕は断言します。

理由⑥:コメディカルは医者がいないとなにもできない資格です

病院内では医者がいないと、マジでなにもできません。

医者が別件でどこかにいってしまったり、なぜか連絡がなかなか取れないとき、ほんの簡単な処置にもかかわらず患者さんを長いあいだ待たせてしまうことがあります。

そのとき私たちコメディカルの仕事は「医者を探すこと」が業務となります。

子どものころによくやっていたかくれんぼを、まさか仕事でするとは思いもよりませんでした。

ほんとうに情けない気持ちになります。待たせている患者さんには当然申し訳ないんですが、自分たちでは何も決めることができないという立場の弱さに対して、とても情けなく、自分はなにをやっているんだろうと本気で思います。

ピッチ(医療用PHS)で何回連絡しても全然連絡がとれず、その間は待つことしかできません。そのため、通常の業務も滞ってしまいます。スタッフは十数名以上いるのに、医者がいないとなにもできない・・・そんな経験を何度もしました。

結論:医師以外の医療系資格はおすすめしません

さんざんコメディカルのデメリットをここまで書いてきましたが、やりがいをもって仕事をしてる人は全然いいとおもいます。

そうじゃなくて、ただ目の前の安定や世間体だけにとらわれて、職業を決めるのは絶対に間違いだということです。

実際に、お金のためだけに仕事をしている先輩も多いです。

どうしても学生の頃は、社会に対して漠然とした不安の気持ちが大きいです。

「ほんとに自分なんかが社会でやっていけるのかな・・・」

僕も当時を思い出すとそんな気持ちでした。

そんな不安を打ち消すために、親や周りの先生が勧めるがままに、医療系の資格を取ろうと思っている人もいると思います。

僕は『安定した医療系資格を取ってスキルを身につける』とい間違った選択をしてしまいました。

自分がほんとうはどういう仕事、働き方がしたいのかが見えなくなっていたんです。

しかし、本当に大事なのは、その仕事を通して将来自分がなりたいとおもっている姿になることができるのか。すなわち、本当の意味での将来性がある仕事なのかどうかが一番大切です。

【余談】僕が、数ある資格の中から医療系を選んだ理由

「手に職をもつことができれば将来安心だ!」

多くの人はそう思っていると思います。

でもそれが本当に自分のやりたいことと一致しているのか?と考えたとき、

いくら手に職をもっていたとしても、やりたくない仕事や自分が将来なりたい姿を想像できなければ、まったくの無意味です。

僕はそのことに気づき退職を決意しました。

この際なので、正直に僕がこの医療系の職業を選んだ理由を話すと、

  • 理由①:手に職がつく
  • 理由②:病院は簡単に潰れないので路頭に迷うことがない
  • 理由③:給料は人並み程度にもらえる
  • 理由④:病院で働いているという多少のステータス性がある
  • 理由⑤:医療系専門職なので、どこの病院だろうとやることは基本的に同じ。なので転職がしやすい(=再就職に強い)
  • 理由⑥:転職がしやすいので自由に自分の行ききたい所、住みたい所にいける
  • 理由⑦:専門職なのでスキルアップが望める
  • 理由⑧:高齢化社会なので、医療は将来性がある

といった感じです。

当時の僕は、仕事を選ぶ基準として、とくに安定性を重視していました。
それと同時に、人からどう見られるかというのもすごく気にしていたように思います。
(ほんとは医者が一番よかったけど、残念ながら僕はそこまで頭がよくなかった・・・)

もし、僕と同じような理由で医療系資格を取ろうと思っている人は、もう一度よく考えてみてください。

なぜなら、僕がさっき挙げた理由は、自分が将来なりたい姿ややりたいことと一致してなければまったく無意味になってしまうからです。

それを、約3年間病院の中で働いていくうちに気づきました。

もちろん今の仕事で得た知識や経験がまったくの無駄になったかというとそんなことはありません。
しかし、いまとなってはもっと大切なこと、もっと重視すべきだったことがあったと深く後悔しています。

今の時代ならプログラミングスキルを身につけるのがおすすめです

今の時代、組織に所属しなくてもプログラミングスキルさえあれば個人で仕事を受注することも可能です。

僕の知人もゼロからプログラミングスキルを身につけ、フリーランスとして活躍している人もいます。
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地方在住なら、オンラインで学べるTechAcademyが良いかと思います。

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親や学校の先生は、医療系の資格は手堅いのでよく勧めてきますが、勧めるほうは、そもそも病院で働いたこともない人が大半です。

そんな人のアドバイスにまじめに従うのはアホらしいです。

自分のことは自分が一番よくわかっています。自分の心の声をよく聞いて、将来の道を決めていってください。

 

というわけで、今回は以上です。これが現役医療従事者のリアルな声です。

ちなみに僕は、近いうちに病院を辞めて別の道に進もうと思っています。もちろん、病院で得た知識は無駄にはなりませんでしたが、一生続けるのは無理だなという結論にいたりました(コメディカルでは先が見えていますので・・・)。

本気で医療業界に関わりたいのであれば、20代前半ならまだ全然遅くないので、医者を目指してください。

とはいえ、医学部の入試難易度は高めなので学力的に無理だなと思う人は、現代ではプログラミングスキルを学ぶのがおすすめです。

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