甘味料とは?その分類や種類をまとめてみた【糖質とは違います】

甘味料について知りたい人「甘味料って、ぶどう糖や果糖などの糖質と違うの?あと、天然甘味料や人工甘味料とかとの分類も知りたいな」

こういった疑問に答えます。

そもそも昔は、甘味料といえば砂糖のことを指していました。

しかし、第二次大戦中や戦後、深刻な砂糖不足に陥ってしまい、もっと安く手ごろに作れる甘味料はないのかということで、砂糖に代わる甘味料の開発がスタートしました。それによって、異性化液糖(果糖ぶどう糖液糖、ぶどう糖果糖液糖)や人工甘味料が、砂糖の代替甘味料として開発されました。そして、今ではいろんな種類の甘味料が使われています。

本記事では、そんな甘味料の分類や種類についてまとめています。

1.甘味料とは

甘味料とは、食品に甘みをつけるためにつかう「調味料」のことです。

糖質や糖類、異性化液糖、天然甘味料、人工甘味料などなど、甘み成分はいろいろありますが、それらすべてひっくるめて甘味料です。

2.甘味料の分類

参考:独立行政法人 農畜産業振興機構

甘味料は大きく以下の2つに分類されます。

  1. 糖質系甘味料:糖質を原料にしてつくられる甘味料のこと
    (例:砂糖、ブドウ糖、果糖、果糖ブドウ糖液糖、ブドウ糖果糖液糖、オリゴ糖、水飴、キシリトール、エリスリトールなど)
  2. 非糖質系甘味料:糖質を原料にせず、主に化学的に合成される甘味料のこと
    (例:ステビア、アスパルテーム、アセスルファムK、スクラロース、サッカリン、ネオテーム)

糖質系甘味料は、糖質からつくられているので、糖質に分類されます(商品の成分表示の欄の糖質量のところにきちんと重さが記載されます)。特徴として、甘味料の元祖である砂糖とほぼ同じくらいの「甘み」や「カロリー」があります。

一方、非糖質系甘味料は、基本的には化学的に合成してつくられています。特徴として、「低カロリー」や「砂糖の数百~万倍の甘み」があります。

2.1.糖質系甘味料の種類

糖質系甘味料とは、糖質からつくられている甘味料のことです。

分類種類成分材料
砂糖砂糖グルコース(ブドウ糖)+果糖でんぷん
でんぷん由来の糖グルコース(ブドウ糖)グルコース(ブドウ糖)でんぷん
フルクトース(果糖)フルクトース(果糖)でんぷん
マルトース(麦芽糖)グルコース(ブドウ糖)×2でんぷん
異性化液糖グルコース(ブドウ糖)、フルクトース(果糖)でんぷん
その他の糖イソマルトオリゴ糖グルコース(ブドウ糖)×3~7でんぷん
フラクトオリゴ糖グルコース(ブドウ糖)×2でんぷん
ガラクトオリゴ糖ラクトース+ガラクトース×1~4ラクトース(グルコース+ガラクトース)
キシロオリゴ糖キシロース×数個キシラン(複数のキシロース)
乳果オリゴ糖(ラクトスクロース)ラクトース+フルクトースラクトースと砂糖
ラフィノース砂糖+ガラクトース甜菜糖みつ
糖アルコールソルビトールグルコースを還元させるグルコース
マンニトールソルビトールの異性体砂糖
還元水飴水飴(グルコース、マルトース、デキストリンの混合物)に水素を添加でんぷん
マルチトールグルコース+ソルビトールマルトース
キシリトールキシロースを還元させるキシラン
エリスリトールグルコースを発酵させるグルコース
還元パラチノース砂糖の異性体砂糖
ラクチトールラクトースのグルコースが還元したものラクトース

 

関連記事:【定義】炭水化物/食物繊維/糖質とは? その違いについて+種類

2.2.非糖質系甘味料の種類

非糖質系甘味料とは、糖質からつくられず、主に化学的に合成された甘味料のことです。

大きく以下の2つに分けられます。

  1. 天然甘味料:植物や果実から甘み成分を抽出してつくります
  2. 人工甘味料:化学的に合成してつくります

 

分類種類成分材料
天然甘味料ステビアステビオサイド、あるいはステビオサイドにブドウ糖をくっつけたものステビア葉
人工甘味料アスパルテームアスパラギン酸とフェニルアラニンがくっついたものアスパラギン酸とフェニルアラニン
アセスルファムKジケテンとスルファミン酸がくっついたものジケテンとスルファミン酸
スクラロースショ糖の水酸基を塩素原子に置き換えたものショ糖
サッカリンベンゼン環にスルタム環がくっついた骨格をもつアントラニル酸、亜硝酸、二酸化硫黄、塩素、アンモニア
ネオテームジペプチドメチルエステル誘導体アスパルテーム

現在、日本で認可されている人工甘味料は、「アスパルテーム」「アセスルファムK」「スクラロース」「サッカリン」「ネオテーム」の5種類のみです。

3.人工甘味料の危険性

ネズミを使った実験によると、人工甘味料によって

  1. 食欲が増す
  2. 太りやすい体質になる

ということがわかっています。

 

人間に対しても以下のような副作用があるといわれています。

  1. 食欲が増す
  2. 太りやすくなる
  3. 糖尿病のリスクが上がる
  4. 中毒性がある
  5. 鬱や不眠などの精神症状がでる

4.異性化液糖(果糖ぶどう糖液糖、ぶどう糖果糖液糖)の危険性

異性化液糖は、トウモロコシなどのでんぷんを原料にしてつくった果糖とぶどう糖の混合液です。なので、人工甘味料ではありません。

しかし、動物実験や人間に対する実験によって

  1. 肥満
  2. 糖尿病

などの有害性が報告されています。

関連記事:異性化液糖(果糖ぶどう糖液糖、ぶどう糖果糖液糖)とは何!?砂糖水との違いは?

まとめ:人工甘味料はリスクが高いので止めといたほうが無難です

日本で認可されている人工甘味料は、「アスパルテーム」「アセスルファムK」「スクラロース」「サッカリン」「ネオテーム」の5種類です。このどれもが、砂糖に比べて数百~万倍の甘みをもち、非常にカロリーが低く、血糖値も上げにくいという夢のような甘味料です。

しかし、そのどれもが十分に安全性を保証されたものはなく、人工甘味料に対しては人体に対して様々な悪影響が研究によって報告されています。にもかかわらず、使用が禁止されることもなく使い続けているのは、食品業界にとって非常に使い勝手のいい(大量に安くつくれて、なおかつ美味しい)添加物だからです。だから多少のリスクには目をつぶりましょうというのが、今でも使い続けている理由です。

それでもどうしても甘いものが欲しいときがあると思います。そんなとき、僕の場合は、果物やリンゴ酢(オススメです→内堀醸造 フルーツビネガー有機りんごの酢 1L)を使うようにしています。やはり自然由来のもののほうが、糖分だけでなく、食物繊維や微量栄養素も含まれていますので、身体に対する作用は違ってくるはずです。

 

人工甘味料の危険性についてもう少し詳しく知りたい人は、下記の本が参考になります。この本を読めば、人工甘味料を食べようという気が起きなくなります(肥満になって、糖尿病になりたい人は別ですが・・・)。興味のある人はぜひ読んでみてください。

ということで、今回は以上です。

 

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